ヘラクレス

自宅で飼っていたヘラクレスオオカブトが後食を開始しました。

 

後食(こうしょく)というのは、羽化後、しばらく成熟するのを待った後、活動を始め、初めてエサを食べ始めることです。

 

羽化から後食を始めるまでの期間は、種類や性別、温度などの飼育環境と個体差でまちまちですが、標準的には2ヶ月前後のようです。

 

我が家のヘラクレスは、3月の下旬に蛹室を自分で崩して出てきた時に初めてその成虫になった姿を見ています。正確にはいつ羽化したのかはっきりしませんが、おおよそのところ、2か月前ではないかと思います。

 

ところで、ヘラクレスオオカブトの特徴というのは、まずはその大きさで、最近小型化してきた日本のカブトムシと比べると、圧倒的なボリューム感があります。そして上の角が長く、下の角も立派です。上の角にはフサフサとした毛が生えています。背中の羽の部分は、光沢のある黄色っぽい色をしているのですが、不思議なことに湿度などの影響で日によって色が変わります。

 

また、日本のカブトムシと比べるとずいぶんと寿命が長いです。

うちのヘラクレスは孵化したのは一昨年の3月ですから、すでに2年以上たっています。そして、おそらくはこれから1年くらいは生きると思います。日本のカブトムシの寿命はは孵化してから1年くらいですから、その3倍にもなります。

 

とはいえ、飼育環境によって寿命は変わってきますから、これからも大切に育てていきたいと思います。