なるか最年少プロ

将棋の世界には、プロ棋士になるための「奨励会」という養成機関があります。

その奨励会で先日一つの大きな出来事がありました。


愛知県瀬戸市に住む13歳の藤井聡太くんが、一昨日の日曜日、二段から三段に昇段しました。正確にいうと13歳2カ月で、これは三段としては史上最年少となります。将棋の世界では、四段からがプロとなるので、あと一つです。


中学生のうちにプロ棋士になった人は過去に4人だけで、羽生善治名人もそのうちの一人です。


さらに藤井くんには、最速なら14歳2カ月で四段になるチャンスがあり、加藤一二三・九段の14歳7カ月という最年少記録を塗り替える可能性があります。


といっても、三段の棋士ばかりで争われる三段リーグはとてつもなく厳しい世界です。来年4~9月に行われる三段リーグで1位か2位になれば、四段に昇段できるのですが、はたしてどうなるでしょうか。