漢検

10月に当教室で漢検と英検を行います。


今回は漢検の話ですが、高校入試において漢検の合格級によって点数が加算される制度があります。


何級以上かというのは、高校によって異なるのですが、中には漢検2級以上で加算という高校もあります。


3級は中学卒業程度、準2級は高校在学程度、2級は高校卒業、大学、一般程度で、漢字数でみてみると、3級は1607字、準2級は1940字で、2級は2136字です。


こうしてみると、準2級と2級の差があまりないことに気づきます。


1981年に以前の当用漢字に代わって制定された常用漢字が1945字で、これが2010年に改定されて2136字となっていますので、準2級は旧当用漢字(正確には-5字)、2級は今の当用漢字が対象となっていることになります。ちなみに準2級で除かれている5字というのは、「勺」「錘」「銑」「脹」「匁」で、これは今の当用漢字からもはずされています。


このように準2級と2級は漢字数ではあまり変わりがありません。ただし合格基準において準2級が70%に対して、2級が80%と少々厳しくなっています。でも、準2級の対策勉強をするなら、2級を目指して勉強してもよい気がするのではないでしょうか。


ちなみに準1級は3000字、1級は6000字で、2級から上はまたぐんと難しくなります。