永世七冠

将棋の羽生善治棋聖が第30期竜王戦で渡辺明竜王を4勝1敗で破り、通算7期目の竜王を獲得し、永世竜王を名乗る資格を得ました。

 

これで、永世称号のタイトルの7つすべてをそろえました。

永世称号は1つ獲るだけでも超一流の棋士の証です。6つ目の「永世名人」を獲ったのは2008年でしたので、そこからはとても長い道のりだったと思います。

 

永世竜王の資格をかけた戦いは、2008年と2010年の過去2回あったのですが、どちらも渡辺竜王に敗れています。本人も挑戦できるのは今回が「最後かもしれない」と思ったほど、挑戦者になること自体とても難しいものなので、そのチャンスを見事に活かして、最後の永世称号を手に入れたことで格別な思いがあることでしょう。

 

通算獲得タイトル数も99期になり、大台の100期達成にもあと1つです。